ダイバージョナルセラピーを勉強してきました。
講演者;芹澤 隆子((有)ウエル・プラネット 代表取締役/DiversionalTherapyAustralia会員)
ダイバージョナルセラピーとは、
クライエントを中心とした実践であり、各個人が、その人にとって価値のあるレジャーやレクリエーションの経験をすることはすべての人に与えられた権利であると認めることである
簡単に言うと
朝、目が覚めたとき、ベットから起き上がる理由を持てるようにする手助けすること(Peggy Skehan)
この起き上がるとは、からだ・感情・気分・感性を意味し、今日あの続きをしようとか、あそこにいこうとか、楽しいことがまっていて早く起きなければと思わせるもの。
つまり、『レジャーを自己選択で自分らしくそして仲間とコミニュケーションをとりながらできる』をどんな状況にあっても、最後まで、楽しく自分らしさをあきらない。セラピー』
例:琴を弾く人と壁を叩く人
ある特養で、(芹澤先生の体験談)
4人部屋で、毎日 壁をたたく高齢の女性がいる。お話を聞いて見ると、隣に私の亭主がいる。ほとんど寝たきりの状態で私がこの壁を打ち破って助けだしてあげたい。
そんな思いで毎日壁叩いているんだと。
同じ特養の食堂に琴がおいてあるので。あれはどうしたのですか職員に聞くと、その琴の持ち主は、昔琴の先生をやっていて、ボランティアで尺八を演奏私も琴を弾きたいとおっしゃるので、職員がご家族と相談して本人の琴を常設したところ、毎日琴を弾き始めたのだ言う。
どこで老いても、どこで人生を終えようとも『生きてきて良かった・・・』と思えるケアー!
同じ特養で、職員の関わりやその人の目線でアスセメントをし、あとは実践する意思があるかを問われた例です。
ダイバージョナルセラピーの実践プロセス
1. アセスメント=事前の調査→ライフビュー(私をもっと知って・・)
2. プランニング=計画・設計→ゴールの設定(私は何をしたらいいの?)
3. インプルメンテーション=実施→目的意識と観察(私をよく見て)
4. エボルーション=事後の評価→改善し続ける(私はこれからどうなるの?)
最後に、
この言葉が印象的でした。どのような状態であっても、人はどこかに必ず『健康』を持っている!
その人の健康=“HEALTH”に働きかけるダイバージョナルセラピー