おいらーくブログ

おじさんは釧路生まれで、中学・高校は札幌です。

おじさんの大学専攻は土木科でした。なぜ土木卒が介護の世界にいるのかよく聞かれます。

が、風が吹けば桶屋が儲かる式の話になって行きます。

どうして土木科なのかと問われましても、特段の志があったわけではありません。

しいて言えば、このガサツな人間(土木を志す人がガサツでもいいというわけでは絶対ありません…)は、建築科か土木科がいいのではと何となく思い、北見にある大学を探して入学したのです。

また、決して嫌いな仕事でもないのに土木科を卒業しても土木業界に就職した事は一度もないのです。(なんとチャランポラン…!)

卒業してすぐ世間というものをわからないおじさんは、兄と姉の支援のもと(おじさん同様、家族も確かにかわっています)釧路で飲食店を始め、3年後には兄が経営するスーパー内でテナントとして酒の小売店を開業、2年後にはこのスーパーの店長を兼務していました。

この間色々な仕事につきました。(これらの経験が今の私の財産なのですが)

飲食店経営時代は、夜中から昼すぎ迄パン屋の配達(この理由はんとなくおわかりでしょう)。店長時代のはじめは関連会社に出向してコンビニ事業部の立ち上げや大型居酒屋のホール長等も経験しました。(この時、先輩調理師さんにお寿司の握り方や料理のコツなども教えていただきました)その時の経験も非常に役立っています。

そして、36歳の時札幌のスーパー事業部の長として赴任し、46歳で退職するまで色々な職種(店長、各バイヤー)を経験してきました。再就職につく間には、宅配のアルバイトしていました。

ですから、今、介護の業界で仕事をさせていただいているなんて、その時は想像だにしていませんでした。

これも運命の不思議さというか、現実は小説よりも奇なりというかです。

この業界に入った時、それまで介護をまったく知らないおじさんにとっては大変な試練でした。

この世界に入って、介護保険とはなんぞやから始まり、ホームヘルパー2級をとり、介護福祉士をとり、ケアマネをとり、そして最近なのですが、社会福祉主事任用資格があることがわかりました(お恥ずかしい)。

が、とても強みがあるのも分かってきました。

建物の設計の考え方や図面に引き方、コスト削減の方法、女性職員が多い職場での対応(スーパーは女性職員の支持なく店長業務は勤まりません)、商談時の交渉テクニック、事業計画のシュミレーションの作成や決算書の分析、経費削減の要点など。

そして、この世界でとても大切な『食』に対する思いやサービス業としての接客・教育・苦情対応等。

介護以外のすべてを競争の激しい別の業界で叩き込まれてきたからです。

ですから、いままでこの業界にいなかった方もどんどんこの業界に来てください。自分の能力を社会的資源として役立てましょう。

今までの経験が十分役立てることを認識し活かしてください。

介護に対する思いと勉強そして基礎が分かってしまえば、他の業界で自分が身につけてきたスキルがとても役立つことがきっと分かりますよ。

うそだと思うのでしたら、是非当社に応募してみてください。