おいらーく全事業所には、AED(自動体外式除細動器)があります。
新しく入社された方には、オリエンテーション時ビデオなどで学んでいただくのですが、今回当社顧問のY野さんの発案で消防署に依頼して、具体的な実技を勉強することになり、各事業所に呼びかけたのですが、介護職員はもちろん食事を提供していただく生活支援員や事務職の方まで多数参加していただきました。
この研修では、人形を使い、また練習用のAED利用し本番さながらの訓練とその時注意事項なども学習しました。
1例を言うと、救急車を呼んでもらうとき「救急車を呼んでください」ではなく「119番に連絡してください」というのです。(あわてると110番の電話する方がいるので)
また、心臓が動くか、救急車が来るまでは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を止めてはいけないということです。特に、老人に胸骨圧迫を繰り返すと胸骨の2~3本は折れるそうですが、血液が脳に廻らなければ死ぬ以上、現在の救急救命では人道上の措置として許されることを強調していました。
また、平成24年10月1日から救急救命士以外の消防士も気管内挿管を行えることになったそうです。
当社の職員も、一生懸命訓練をしてました。
職員の感想として、胸骨圧迫を30回もすると相当な疲労で、腕でするのではなく体全体でしないと続かないとのことでした。
おじさん、頭でわかっていても実際の行動訓練がいかに大事なのか前回の介護マイスター研修同様つくづく思いました。