前回、長野へ研修に行ったことは書きました。
今回はその中での講演で、おじさんが一番感銘を受けた方が
東京トータルライフクリニック 院長 馬淵茂樹氏です。
馬淵茂樹氏は、自分の職を町医者といいます。
そして、講演テーマは『寝たきりは予測し予防できるか?』
寝たきり予防
食生活10か条・糖質制限・食べる順番・よく歩く・ロコトレ・腹式呼吸・睡眠の質改善
ちなみに、食生活10か条とは
一、主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで
そして、
予測・予防医療における医師の役割として
■助力者であり、同伴者であり、対話者でもある。
・〝診断〟と〝治療〟によって、(未病も含め)病状改善の手助けをする
・医師自身の自己理解、自己受容、自己開示を土台に、患者(Client:依頼人)の痛みを受けとめ、癒す。
・「立ち止まって」病の呼びかけを共に聴き、患者を意識の転換、ライフスタイルの転換にいざなう。
病からの呼びかけを聴く
■病は、無意味・無駄なものでなく、その人に、変革と転換(変わること、変えること)を呼びかけている。
1.ライフスタイルを変える。
2.価値観、生きがい、優先順位を変える。
3.人間関係を変える。
・「立ち止まって」その呼びかけを聴くことが大変重要。
・そのために、医師と患者の「対話」を重視する。
寝たきりの原因としては、
① 疾患:脳卒中
疾患の前段階:動脈硬化
② 疾患:認知症
疾患の前段階:軽度認知症害
③ 疾患:骨・関節疾患
疾患の前段階:ロコモ
ロコモとは?
骨、関節、筋肉など身体を動かす仕組みを運動器といいます。
運動器である足腰の動きがおとろえたら、それがロコモティブシンドローム(運動器症候群)、略称ロコモです。
で、これらも疾患の前段階の原因予防
①糖尿病・高血圧対策
② ライフスタイルの転換による認知予防
③ ロコチェックとロコ指導(ロコチエックシート掲載)による予防
そこで、健康クイズを
健康クイズ①
睡眠障害(快眠できない)があると、前立腺がんは通常の人と何倍発生率が増える?
健康クイズ②
5時間以下の睡眠だと、糖尿病は、何倍に増える?
健康クイズ③
5時間以下の睡眠では、高血圧は、何倍に増える?
健康クイズ④
7時間睡眠の人に比べて、4時間睡眠の人では、認知症が30%増える。
では10時間睡眠の人では、認知症が増える?それとも減る?
健康クイズ⑤
昼寝をする人は、認知症が増える?それとも減る?
健康クイズ答え
①2倍
②5倍
③2倍
④増える
⑤減る(但し、ベストの仮眠は15分位)