おじさん、テールスープが大好きです。
一番好きなテールスープは、母から受け継いだテールスープです。
それを食べれるには、おじさんが作るしかありません。
では、そのレシピを
まず、牛のテール(尻尾)を大きめな鍋に入れ一度水から沸騰させ、ある程度あくが溜まったらザルに入れよく水洗いします。この時、表面についている脂も落とします。
それから、再度鍋に入れたっぷりの水で沸騰させます。(この時、どういう訳かゴマ油と少量の生姜を入れるのです。おじさんが、聞いた時は、肉が柔らかくなるとか、臭みが抜けるとかでしたが、その根拠はさだかではありません。)
沸騰したら、中火にしてコツコツ何時間も煮ます。水分がなくなったら水を足します。
4~5時間経ってくると、肉の繊維が骨から離れていきます。
そして、骨と肉が分離して肉の繊維が柔らかくなってきたら野菜をいれるのですが
おじさんは、乾燥ワラビを水で戻した物と大根をおでんの玉の半分くらいの大きさに斬った物しかいれません。(人参を入れた時期もありましたが、スープに赤みがまして綺麗な白濁のスープにならないのでやめました。)
いよいよ、肉が完全に骨から離れると骨と軟骨の部分を取り除きます。
そして、ワラビと大根が柔らかくなったら、少しだけ塩をいれ火を止めます。
冷めたら、必要な分だけ別の鍋に入れ残りは冷蔵庫に保管して大事に大事に食べるのです。
特に、一度冷蔵庫に入れて熟成させた方が美味しくなるように思います。(肉と野菜がスープを馴染むためでしょうか。)
食べる分は、火で暖めて器に入れ、そこに刻んだ長ネギと擦った白胡麻を入れ後は自分の味覚に合わせ塩をたすのです。
これを、面倒くさいと思うか、美味しい物には手間暇が掛かると思うかは人それぞれの価値観です。